48 4. Pupphavaggo Dhammapadapāḷi
Pupphāni heva pacinantaṃ, byāsattamanasaṃ naraṃ;
Atittaññeva kāmesu, antako kurute vasaṃ.
The Pāḷi Tipiṭaka https://www.tipitaka.org/
花を摘(つ)むのに夢中になっている人が、未だ望みを果たさないうちに、死神がかれを征服する。
ブッダの真理のことば 感興のことば 中村元 訳 岩波文庫 真理のことば 第4章 花にちなんで 48
テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。中村先生の訳注によると、花を摘む―五欲の対象―atittaṃ yeva kā mesu. パーリ語以前の原始経典では「欲望に満足する」kāmehi tappati というふうに「満足する」tṛpという動詞は具格(instrumental)をとっていたが、パーリ語に直されるときに具格を支配したこともあったが、この場合のように位格(locative)に改められることもあったとされる。