99 第1 蛇の章 6、破滅

99 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Iti hetaṃ vijānāma, catuttho so parābhavo;

Pañcamaṃ bhagavā brūhi, kiṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第四の破滅の門です。先生!第五のものを説いてください。破滅の門はなんですか。」

100 第1 蛇の章 6、破滅

100 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Yo brāhmaṇaṃ [yo brāhmaṇaṃ vā (sī. syā. kaṃ. pī.)] samaṇaṃ vā, aññaṃ vāpi vanibbakaṃ;

Musāvādena vañceti, taṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「バラモンまたは〈道の人〉または他の〈ものを乞(こ)う人〉を、嘘をついてだますならば、これは破滅の門である。」

ブッダのことば 中村元 訳  岩波文庫 第1 蛇の章 6、破滅 99-100

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。中村先生の訳注によると、バラモンまたは道の人―原文では、brāhmaṇa, samaṇa (「努める人」の意。Skrt.śramaṇa .漢訳では「沙門」と訳す)という語を使っている。バラモンはバラモン教の司祭者でヴェーダ聖典を奉じ、それに規定されている祭りを実行する。〈道の人〉はそれ以外の修道者で、ヴェーダ聖典を奉じない。この二種が当時の宗教家の二大別で、第130、190、441、529、859、1079詩に出てくるのみならず、原始仏教聖典一般、「アショーカ王詔勅文」文法書(Mahābhāṣ,Ⅱ,4,9)、諸仏典(Lalittavistara,pp.309,l.10;318,l.18;320,l.20)に出てくるとされる。

97 第1 蛇の章 6、破滅

97 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Iti hetaṃ vijānāma, tatiyo so parābhavo;

Catutthaṃ bhagavā brūhi, kiṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第三の破滅です。先生!第四のものを説いてください。破滅への門は何ですか?」

98 第1 蛇の章 6、破滅

98 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Yo mātaraṃ [yo mātaraṃ vā (sī. syā. kaṃ. pī.)] pitaraṃ vā, jiṇṇakaṃ gatayobbanaṃ;

Pahu santo na bharati, taṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「みずからは豊(ゆた)かで楽(らく)に暮らしているのに、年老いて衰えた母や父を養わない人がいる。―これは破滅への門である。」

ブッダのことば 中村元 訳  岩波文庫 第1 蛇の章 6、破滅 97-98

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。人間は、ある者は若くある者は年老いて死んでいく。このことは真理である。自分を育ててくれたものへの務めを果たさないということは、自分も務めを果たしてもらえないという事である。