14 一つずつの詩句の集成 第2章

14. Sivakasāmaṇeragāthā 2. Dutiyavaggo
1. Ekakanipāto Theragāthāpāḷi

‘‘Upajjhāyo maṃ avaca, ito gacchāma sīvaka;

Gāme me vasati kāyo, araññaṃ me gato mano;

Semānakopi gacchāmi, natthi saṅgo vijānata’’nti.

… Sivako sāmaṇero….

パーリテキストでも詩句には14と番号が付されている。第2章としては4になる。
The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

わが師はわたくしに言われた―「シーヴァカよ。ここから去ろう」と。わたくしの体は村に住んでいるが、わたくしの心は森に行ってしまった。わたくしは疲れて臥しているけれども、そこへ行こう。〈事物の真相を〉知っている人々に執著は存在しない。

ヴァナヴァッチャ長老の新参の若い弟子(シーヴァカ

仏弟子の告白 中村元 訳  岩波文庫  一つずつの詩句の集成 第2章 14

中村先生の訳注によると、刊本にはgacchāmi とあるが、諸異本によってgacchāma と読んだほうがよい。(Norman)新参の若い弟子―samaṇera 「沙弥」と訳されるとされる。ここでの師はヴァナヴァッチャ長老であると思われる。この発言の時の状況はよくは分からないが、なにかよくない状況がって、師が見舞いに来られたと読んでしまった。妄想を制御することは難しい。

101 第1 蛇の章 6、破滅

101 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Iti hetaṃ vijānāma, pañcamo so parābhavo;

Chaṭṭhamaṃ bhagavā brūhi, kiṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第五の破滅です。先生!第六のものを説いてください。破滅への門は何ですか?」

102 第1 蛇の章 6、破滅

102 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Pahūtavitto puriso, sahirañño sabhojano;

Eko bhuñjati sādūni, taṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「おびただしい富があり、黄金(おうごん)あり、食物ある人が、ひとりおいしいものを食べるならば、これは破滅への門である。」

ブッダのことば 中村元 訳  岩波文庫 第1 蛇の章 6、破滅 101-102

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。富のある人がひとりその富をほしいままに浪費するなら他者の反発を受け、破滅へと至るであろう。