3 第1章 容色などの章    アングッタラ二カーヤ 第1集

3 第1集 第1章 容色などの章

3  Ekakanipātapāḷi 1. Rūpādivaggo Aṅguttaranikāyo

‘‘Nāhaṃ, bhikkhave, aññaṃ ekagandhampi samanupassāmi yaṃ evaṃ purisassa cittaṃ pariyādāya tiṭṭhati yathayidaṃ, bhikkhave, itthigandho. Itthigandho, bhikkhave, purisassa cittaṃ pariyādāya tiṭṭhatī’’ti. Tatiyaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka     https://www.tipitaka.org/

比丘たちよ、わたしはこれほどまでに男性のこころを固くとらえる匂い(香)を、他にひとつも見ない。比丘たちよ、それは女性の匂いである。比丘たちよ、女性の匂いは男性のこころを固くとらえるものである。

原始仏典Ⅲ増支部経典  第1巻  浪花宣明  訳   前田專學  編集   中村元 監修  春秋社  第1集 第1章 容色などの章 3

女性の匂いは多くの男性の心を捉える。

109 第1 蛇の章 6、破滅

109 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Iti hetaṃ vijānāma, navamo so parābhavo;

Dasamaṃ bhagavā brūhi, kiṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第の破滅です。先生!第十のものを説いてください。破滅への門は何ですか?」

110 第1 蛇の章 6、破滅

110 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Atītayobbano poso, āneti timbarutthaniṃ;

Tassā issā na supati, taṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「青春を過ぎた男が、ティンバル果(か)のように盛り上がった乳房のある若い女を誘(ひ)き入れて、かの女についての嫉妬(しっと)から夜も眠られない、—これは破滅への門である。」

ブッダのことば 中村元 訳  岩波文庫 第1 蛇の章 6、破滅 109-110

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。中村先生の訳注によると、ティンパル果—rimbaru. tindukaともいう。樹木の名。漢訳名は不明。満久崇麿『仏典の植物』(八坂書房、昭和五二年四月、125-127項)によると「インドガキ(鎮頭迦、ちんずうか)」といわれ、「インドガキの材はカキ属特有の艶のある緻密な木肌をしており、辺材は明るい淡褐色であるが、心材は灰褐色に黒色の縞が不規則に走っている。」とされる。

年の離れた若い女性への執着は何かと波乱をもたらすようだ。

107 第1 蛇の章 6、破滅

107 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Iti hetaṃ vijānāma, aṭṭhamo so parābhavo;

Navamaṃ bhagavā brūhi, kiṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第の破滅です。先生!第九のものを説いてください。破滅への門は何ですか?」

108 第1 蛇の章 6、破滅

108 1.Uragavaggo 6. Parābhavasuttaṃ

‘‘Sehi dārehi asantuṭṭho [dārehyasantuṭṭho (ka.)], vesiyāsu padussati [padissati (sī.)];

Dussati [dissati (sī. pī.)] paradāresu, taṃ parābhavato mukhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「おのが妻に満足せず。遊女に交(まじ)わり、他人の妻に交わる、—これは破滅への門である。」

ブッダのことば 中村元 訳  岩波文庫 第1 蛇の章 6、破滅 107-108

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。これは、在家者への忠告であると思われる。出家者の場合は、男女一人ずつが同じ所にいることも禁じられる。