219 第16章 愛するもの

219 16. Piyavaggo Dhammapadapāḷi

Cirappavāsiṃ purisaṃ, dūrato sotthimāgataṃ;

Ñātimittā suhajjā ca, abhinandanti āgataṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

久しく旅に出ていた人が遠方から無事に帰って来たならば、親戚・友人・親友たちはかれが帰って来たのを祝う。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村 元  訳    岩波文庫  真理のことば   第16章  愛するもの 219

この詩句は次の詩句のまくらとなっている。

300 第2 小なる章

302 2. Cūḷavaggo 7. Brāhmaṇadhammikasuttaṃ

‘‘Rathe cājaññasaṃyutte, sukate cittasibbane;

Nivesane nivese ca, vibhatte bhāgaso mite.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

また駿馬(しゅんめ)に牽(ひ)かせた立派な車、美しく彩(いろど)られた縫物(ぬいもの)、種々に区画(くかく)され部分ごとにほど良(よ)くつくられた邸宅や住居を見て、

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      7、バラモンにふさわしいこと  300

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。別の訳文をつけて訂正しました。

299 第2 小なる章

301 2. Cūḷavaggo 7. Brāhmaṇadhammikasuttaṃ

‘‘Tesaṃ āsi vipallāso, disvāna aṇuto aṇuṃ;

Rājino ca viyākāraṃ, nāriyo samalaṅkatā.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

しかるにかれらに誤った見解が起った。次第に王者の栄華(えいが)と化粧(けしょう)盛装した女人を見るにしたがって、

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      7、バラモンにふさわしいこと  299

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

298 第2 小なる章

300 2. Cūḷavaggo 7. Brāhmaṇadhammikasuttaṃ

‘‘Sukhumālā mahākāyā, vaṇṇavanto yasassino;

Brāhmaṇā sehi dhammehi, kiccākiccesu ussukā;

Yāva loke avattiṃsu, sukhamedhitthayaṃ pajā.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

バラモンたちは、手足が優美で、身体が大きく、容色端麗(たんれい)で、名声あり、自分のつとめに従って、為(な)すべきことを為し、為してはならぬことは為さないということに熱心に努力した。かれらが世の中にいた間は、この世の人々は栄えて幸福であった。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      7、バラモンにふさわしいこと  298

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

218 第16章 愛するもの

218 16. Piyavaggo Dhammapadapāḷi

Chandajāto anakkhāte, manasā ca phuṭo siyā;

Kāmesu ca appaṭibaddhacitto [appaṭibandhacitto (ka.)], uddhaṃsototi vuccati.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

ことばで説き得ないもの(=ニルヴァーナ)に達しようとする志を起し、意(おもい)はみたされ、諸の愛欲に心の礙(さまた)げられることのない人は、〈流れを上(のぼ)る者〉とよばれる。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村 元  訳    岩波文庫  真理のことば   第16章  愛するもの 218

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。