357 第2 小なる章

359 2. Cūḷavaggo 12. Nigrodhakappasuttaṃ

‘‘Yathāvādī tathākārī, ahu buddhassa sāvako;

Acchidā maccuno jālaṃ, tataṃ māyāvino daḷhaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

目ざめた人(ブッダ)の弟子(ニグローダ・カッパ)は、ことばで語ったとおりに実行した人でした。ひとを欺(あざむ)く死魔のひろげた堅固な網を破りました。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      12、ヴァンギーサ  357

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

356 第2 小なる章

358 2. Cūḷavaggo 12. Nigrodhakappasuttaṃ

‘‘Esa sutvā pasīdāmi, vaco te isisattama;

Amoghaṃ kira me puṭṭhaṃ, na maṃ vañcesi brāhmaṇo.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

〔ヴァンギーサいわく、—〕「第七の仙人(ブッダ)さま。あなたのおことばを聞いて、わたくしは喜びます。わたくしの問いは、決してむだではありませんでした。バラモンでもあるあなたは、わたくしをだましません。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      12、ヴァンギーサ  356

ヴァンギーサさんはなにを最上の状態ととらえていたのか。

355 第2 小なる章

357 2. Cūḷavaggo 12. Nigrodhakappasuttaṃ

‘‘Acchecchi [achejji (ka.)] taṇhaṃ idha nāmarūpe, (iti bhagavā)

Kaṇhassa [taṇhāya (ka.)] sotaṃ dīgharattānusayitaṃ;

Atāri jātiṃ maraṇaṃ asesaṃ,’’

Iccabravī bhagavā pañcaseṭṭho.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

師は答えた、「かれはこの世において、名称と形態とに関する妄執を断ち切ったのである。長いあいだ陥(おちい)っていた悪魔の流れを断ち切ったのである。」五人の修行者の最上者であった尊き師はそのように語られた。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      12、ヴァンギーサ  355

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。中村先生の訳注によると、五人—ブッダがさとりを開いたあとで、ベナレスの郊外の鹿野苑で最初に説法したとき、教えを聞いた五人の修行者。ブッダはかれらにとっての上首であると考えられた。註に引く一説によるとされる。