260 第2 小なる章

263 2. Cūḷavaggo 4. Maṅgalasuttaṃ

‘‘Patirūpadesavāso ca, pubbe ca katapuññatā;

Attasammāpaṇidhi [attasammāpaṇīdhī (katthaci)] ca, etaṃ maṅgalamuttamaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

適当な場所に住み、あらかじめ功徳(くどく)を積んでいて、みずからは正しい誓願(せいがん)を起こしていること、—これがこよなき幸せである。

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫   第2  小なる章      4、こよなき幸せ  260

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

176 第13章 世の中

176 13. Lokavaggo Dhammapadapāḷi

Ekaṃ dhammaṃ atītassa, musāvādissa jantuno;

Vitiṇṇaparalokassa, natthi pāpaṃ akāriyaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

唯一なることわりを逸脱し、偽りを語り、彼岸の世界を無視している人は、どんな悪でもなさないものは無い。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第13章 世の中 176

中村先生の訳注によると、「彼岸の世界を無視している人」について、この語を翻訳するほとんどすべての人が「来世を信じない者」と訳し、「来世を信ぜざる者は悪を行う」という趣意に解しているが、それは西洋的、カレント的解釈を持ち込んでいるのであって、われわれはむしろ字義のとおりに解すべきであろうとされる。