241 第2 小なる章

244 2. Cūḷavaggo 2. Āmagandhasuttaṃ

‘‘Na āmagandho mama kappatīti, icceva tvaṃ bhāsasi brahmabandhu;

Sālīnamannaṃ paribhuñjamāno, sakuntamaṃsehi susaṅkhatehi;

Pucchāmi taṃ kassapa etamatthaṃ, kathaṃ pakāro tava āmagandho’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

梵天(ぼんてん)の親族(バラモン)であるあなたは、おいしく料理された鳥肉とともに米飯を味わって食べながら、しかも〈わたしはなまぐさものを許さない〉と称している。カッサパよ、わたくしはあなたにこの意味を尋(たず)ねます。あなたのいう〈なまぐさ〉とはどんなものなのですか。」

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫   第2  小なる章      2、なまぐさ  241

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

156 第11章 老いること

156 11. Jarāvaggo Dhammapadapāḷi

Acaritvā brahmacariyaṃ, aladdhā yobbane dhanaṃ;

Senti cāpātikhīṇāva, purāṇāni anutthunaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

若い時に、財を獲ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、壊れた弓のようによこたわる。―昔のことばかり思い出してかこちながら。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第11章 老いること 156

託ち―不平を言うこと。恨み言を言うこと。

Jarāvaggo ekādasamo niṭṭhito.

老いることの章をおわる。

155 第11章 老いること

155 11. Jarāvaggo Dhammapadapāḷi

Acaritvā brahmacariyaṃ, aladdhā yobbane dhanaṃ;

Jiṇṇakoñcāva jhāyanti, khīṇamaccheva pallale.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

若い時に、財を獲ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、魚のいなくなった池にいる白鷺(さぎ)のように、痩せて滅びてしまう。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第11章 老いること 155

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

240 第2 小なる章

243 2. Cūḷavaggo 2. Āmagandhasuttaṃ

‘‘Yadasnamāno sukataṃ suniṭṭhitaṃ, parehi dinnaṃ payataṃ paṇītaṃ;

Sālīnamannaṃ paribhuñjamāno, so bhuñjasī kassapa āmagandhaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

よく炊(かし)かれ、よく調理されて、他人から与えられた純粋で美味な米飯を舌鼓(したつづみ)うって食べる人は、なまぐさを食うのである。カッサパよ。

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫   第2  小なる章      2、なまぐさ  240

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

154 第11章 老いること

154 11. Jarāvaggo Dhammapadapāḷi

Gahakāraka diṭṭhosi, puna gehaṃ na kāhasi;

Sabbā te phāsukā bhaggā, gahakūṭaṃ visaṅkhataṃ;

Visaṅkhāragataṃ cittaṃ, taṇhānaṃ khayamajjhagā.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

家屋の作者(つくりて)よ!汝の正体は見られてしまった。汝はもはや家屋を作ることはないであろう。汝の梁(はり)はすべて折れ、家の屋根は壊れてしまった。心は形成作用を離れて、妄執を滅ぼし尽くした。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第11章 老いること 154

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

239 第2 小なる章

242 2. Cūḷavaggo 2. Āmagandhasuttaṃ

‘‘Sāmākaciṅgūlakacīnakāni ca, pattapphalaṃ mūlaphalaṃ gavipphalaṃ;

Dhammena laddhaṃ satamasnamānā [satamasamānā (sī. pī.), satamassamānā (syā. kaṃ.)], na kāmakāmā alikaṃ bhaṇanti.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「稷(きび)・ディングラカ・チーナカ豆・野菜・球根・蔓(つる)の実を善(よ)き人々から正しいしかたで得て食べながら、欲を貪(むさぼ)らず、偽(いつわ)りを語らない。

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫   第2  小なる章      2、なまぐさ  239

中村先生の訳注によると、なまぐさ―この教えは過去世にカッサパ仏(Kassapa迦葉仏)がティッサ(Tissa)というバラモンに教えたことを記しているのだという(Pj)。最初の三つの詩句が、ティッサのことばであり、中間の九つがカッサパ仏のことばであり、最後の二つの詩句は編纂者(結集者saṅgītikāra)のことばである(Pj.1,293)とされる。

令和元年11月10日 参禅

はじめに「ラレル」というマントラをこころの中で唱え、ニュートリノが身体の中までみちているイメージを続ける。続いて短い経文を繰り返しこころの中でとなえる。経行でも短いお経をこころの中で繰り返しとなえる。あとは慈悲の瞑想を行い、鼻腔を通過する空気の出入りを観察する。