333 第2 小なる章

335 2. Cūḷavaggo 10. Uṭṭhānasuttaṃ

Yāya devā manussā ca, sitā tiṭṭhanti atthikā;

Tarathetaṃ visattikaṃ, khaṇo vo [khaṇo ve (pī. ka.)] mā upaccagā;

Khaṇātītā hi socanti, nirayamhi samappitā.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

神々も人間も、ものを欲しがり、執著にとらわれている。この執著を超えよ。わずかの時をも空(むな)しく過すことなかれ。時を空しく過した人は地獄に墜(お)ちて悲しむからである。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      10、精励  333

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

332 第2 小なる章

334 2. Cūḷavaggo 10. Uṭṭhānasuttaṃ

Uṭṭhahatha nisīdatha, daḷhaṃ sikkhatha santiyā;

Mā vo pamatte viññāya, maccurājā amohayittha vasānuge.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

起てよ、坐れ、平安を得るために、ひたすら修行せよ。汝らが怠惰(たいだ)でありその(死王の)力に服したことを、死王が知って、汝らを迷わしめることなかれ。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      10、精励  332

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

253 第18章 汚れ

253 18. Malavaggo  Dhammapadapāḷi

Paravajjānupassissa , niccaṃ ujjhānasaññino;

Āsavā tassa vaḍḍhanti, ārā so āsavakkhayā.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

他人の過失を探し求め、つねに怒りたける人は、煩悩の汚れが増大する。かれは煩悩の汚れの消滅から遠く隔っている。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村 元  訳    岩波文庫  真理のことば   第18章  汚れ 253

自分の心がおさまる時がない。

252 第18章 汚れ

252 18. Malavaggo  Dhammapadapāḷi

Sudassaṃ vajjamaññesaṃ, attano pana duddasaṃ;

Paresaṃ hi so vajjāni, opunāti [ophunāti (ka.)] yathā bhusaṃ;

Attano pana chādeti, kaliṃva kitavā saṭho.

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他人の過失は見やすいけれども、自己の過失は見がたい。ひとは他人の過失を籾殻のように吹き散らす。しかし自分の過失は、隠してしまう。―狡猾な賭博師が不利な骰(さい)の目をかくしてしまうように。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村 元  訳    岩波文庫  真理のことば   第18章  汚れ 252

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

331 第2 小なる章

333 2. Cūḷavaggo 10. Uṭṭhānasuttaṃ

Uṭṭhahatha nisīdatha, ko attho supitena vo;

Āturānañhi kā niddā, sallaviddhāna ruppataṃ.

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起てよ、坐(すわ)れ、眠って汝らになんの益があろう。矢に射られて苦しみ悩んでいる者どもは、どうして眠られようか。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      10、精励  331

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

330 第2 小なる章

332 2. Cūḷavaggo 9. Kiṃsīlasuttaṃ

‘‘Dhamme ca ye ariyapavedite ratā,

Anuttarā te vacasā manasā kammunā ca;

Te santisoraccasamādhisaṇṭhitā,

Sutassa paññāya ca sāramajjhagū’’ti.

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聖者の説きたもうた真理を喜んでいる人々は、ことばでも、こころでも、行いでも、最上である。かれらは平安と柔和と瞑想(めいそう)とのうちに安立し、学識と智慧との真理に達したのである。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      9、いかなる戒(いまし)めを  330

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

Kiṃsīlasuttaṃ navamaṃ niṭṭhitaṃ.

9、いかなる戒(いまし)めをが終わる。

329 第2 小なる章

331 2. Cūḷavaggo 9. Kiṃsīlasuttaṃ

‘‘Viññātasārāni subhāsitāni, sutañca viññātasamādhisāraṃ;

Na tassa paññā ca sutañca vaḍḍhati, yo sāhaso hoti naro pamatto.

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みごとに説かれたことばは、聞いてそれを理解すれば、精となる。聞きかつ知ったことは、精神の安定を修すると、精になる。人が性急であってふらついているならば、かれには智慧も学識も増大することがない。

ブッダのことば     中村元  訳     岩波文庫       第2  小なる章      9、いかなる戒(いまし)めを  329

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。中村先生の訳注によると、精となる―sāra.註は、目的(意羲)が成就するという意味に解しているようであるとされる。

251 第18章 汚れ

251 18. Malavaggo  Dhammapadapāḷi

Natthi rāgasamo aggi, natthi dosasamo gaho;

Natthi mohasamaṃ jālaṃ, natthi taṇhāsamā nadī.

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情欲にひとしい火は存在しない。不利な骰(さい)の目を投げたとしても、怒りにひとしい不運は存在しない。迷妄にひとしい網は存在しない。妄執にひとしい河は存在しない。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村 元  訳    岩波文庫  真理のことば   第18章  汚れ 251

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。