185 第1 蛇の章

187 1.Uragavaggo 10. Āḷavakasuttaṃ

‘‘Kathaṃ su labhate paññaṃ, kathaṃ su vindate dhanaṃ;

Kathaṃ su kittiṃ pappoti, kathaṃ mittāni ganthati;

Asmā lokā paraṃ lokaṃ, kathaṃ pecca na socati’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「ひとはいかにして智慧を得るのであるか?いかにして財を獲(え)るのであるかいかにして名声を得るのであるか?いかにして交友を結ぶのであるか?どうすれば、この世からかの世に赴(おもむ)いたときに憂(うれ)いがないのであろうか?」

186 第1 蛇の章

188 1.Uragavaggo 10. Āḷavakasuttaṃ

‘‘Saddahāno arahataṃ, dhammaṃ nibbānapattiyā;

Sussūsaṃ [sussūsā (sī. pī.)] labhate paññaṃ, appamatto vicakkhaṇo.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

〔師いわく、—〕「諸々の尊敬さるべき人が安らぎを得る理法を信じ、精励し、聡明であって、教えを聞こうと熱望するならば、ついに智慧を得る。

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫  第1  蛇の章   10、アーラヴァカという神霊 185、186

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

106 第8章 千という数にちなんで

106 8. Sahassavaggo Dhammapadapāḷi

Māse māse sahassena, yo yajetha sataṃ samaṃ;

Ekañca bhāvitattānaṃ, muhuttamapi pūjaye;

Sāyeva pūjanā seyyo, yañce vassasataṃ hutaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

百年のあいだ、月々千回ずつ祭祀(まつり)を営む人がいて、またその人が自己を修養した人を一瞬間でも供養(くよう)するならば、その供養することのほうが、百年祭祀を営むよりもすぐれている。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第8章 千という数にちなんで 106

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。自己を修養した人を供養するよう勧めている。よく自己を修養できているかどうかは、そのひとの言動によって確かめることになるが、確かめる側にもある程度の修養がなければ本物と偽物の区別ができない。

104 105 第8章 千という数にちなんで

104 105 8. Sahassavaggo Dhammapadapāḷi

Attā have jitaṃ seyyo, yā cāyaṃ itarā pajā;

Attadantassa posassa, niccaṃ saññatacārino.

Neva devo na gandhabbo, na māro saha brahmunā;

Jitaṃ apajitaṃ kayirā, tathārūpassa jantuno.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

自己にうち克(か)つことは、他の人々に勝つことよりもすぐれている。つねに行ないをつつしみ、自己をととのえている人、—このような人の克ち得た勝利を敗北に転ずることは、神もガンダルヴァ(天の伎楽神)も、悪魔も、梵天もなすことができない。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第8章 千という数にちなんで 104、105

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

183 第1 蛇の章       10、アーラヴァカという神霊

185 1.Uragavaggo 10. Āḷavakasuttaṃ

‘‘Kathaṃ su tarati oghaṃ, kathaṃ su tarati aṇṇavaṃ;

Kathaṃ su dukkhamacceti, kathaṃ su parisujjhati’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「ひとはいかにして激流を渡るのであるか?いかにして海を渡るのであるか?いかにして苦しみを超(こ)えるのであるか?いかにして全く清(きよ)らかとなるのであるか?」

184 第1 蛇の章        10、アーラヴァカという神霊

186 1.Uragavaggo 10. Āḷavakasuttaṃ

‘‘Saddhā tarati oghaṃ, appamādena aṇṇavaṃ;

Vīriyena [viriyena (sī. syā. kaṃ. pī.)] dukkhamacceti, paññāya parisujjhati’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「ひとは信仰によって激流を渡り、精励によって海を渡る。勤勉によって苦しみを超え、智慧によって全く清らかとなる。」

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫  第1  蛇の章   10、アーラヴァカという神霊 183、184

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

103 第8章 千という数にちなんで

103 8. Sahassavaggo Dhammapadapāḷi

Yo sahassaṃ sahassena, saṅgāme mānuse jine;

Ekañca jeyyamattānaṃ [attānaṃ (sī. pī.)], sa ve saṅgāmajuttamo.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

戦場において百万人に勝つよりも、唯だ一つの自己に克つ者こそ、じつに最上の勝利者である。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第8章 千という数にちなんで 103

このような詩句に接すると、自己にかつことは得難いが、努力することは出来るとおもう。

181 第1 蛇の章       10、アーラヴァカという神霊

183 1.Uragavaggo 10. Āḷavakasuttaṃ

‘‘Kiṃ sūdha vittaṃ purisassa seṭṭhaṃ, kiṃ su suciṇṇaṃ sukhamāvahāti;

Kiṃ su [kiṃ sū (sī.)] have sādutaraṃ rasānaṃ, kathaṃ jīviṃ jīvitamāhu seṭṭhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「この世で人間の最上の富は何であるか?いかなる善行が安楽をもたらすのか?実に味の中での美味は何であるか?どのように生きるのが最上の生活であるというのか?」

182 第1 蛇の章        10、アーラヴァカという神霊

184 1.Uragavaggo 10. Āḷavakasuttaṃ

‘‘Saddhīdha vittaṃ purisassa seṭṭhaṃ, dhammo suciṇṇo sukhamāvahāti;

Saccaṃ have sādutaraṃ rasānaṃ, paññājīviṃ jīvitamāhu seṭṭhaṃ’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

「この世では信仰が人間の最上の富である。徳行に篤(あつ)いことは安楽をもたらす。実に真実が味の中での美味である。智慧によって生きるのが最高の生活であるという。」

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫  第1  蛇の章   10、アーラヴァカという神霊 181、182

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

散文5 第1 蛇の章      10、アーラヴァカという神霊

散文5 1.Uragavaggo 10. Āḷavakasuttaṃ

‘‘Na khvāhaṃ taṃ, āvuso, passāmi sadevake loke samārake sabrahmake sassamaṇabrāhmaṇiyā pajāya sadevamanussāya yo me cittaṃ vā khipeyya hadayaṃ vā phāleyya pādesu vā gahetvā pāragaṅgāya khipeyya. Api ca tvaṃ, āvuso, puccha yadākaṅkhasī’’ti. Atha kho āḷavako yakkho bhagavantaṃ gāthāya ajjhabhāsi –

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

(師は答えた)、「友よ。神々・悪魔・梵天(ぼんてん)を含む世界において、道の人・バラモン・神々・人間を含む生けるものどものうちで、わが心を乱し、わが心臓を裂き、わが両足をとらえてガンジス河の向こう岸に投げつけ得るような人々を、実にわたしは見出さない。友よ。汝が聞きたいと欲することを、何でも聞け」と。そこでアーラヴァカ神霊は、師に次の詩をもって呼びかけた。―

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫  第1  蛇の章   10、アーラヴァカという神霊 散文5

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。