73 第5章 愚かな人

73 5.Bālavaggo Dhammapadapāḷi

Asantaṃ bhāvanamiccheyya [asantaṃ bhāvamiccheyya (syā.), asantabhāvanamiccheyya (ka.)], purekkhārañca bhikkhusu;

Āvāsesu ca issariyaṃ, pūjā parakulesu ca.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

愚かな者は、実(じつ)にそぐわぬ虚(むな)しい尊敬を得ようと願うであろう。修行僧のあいだでは上位を得ようとし、僧房にあっては権勢を得ようとし、他人の家に行っては供養を得ようと願うであろう。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第5章 愚かな人  73

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。この様な詩句が作られた頃にあっても僧侶の振舞いについて論及があるのは現実にこのような僧侶が存在していたという事であろうし、なんのために修行をするのかというこてゃ聖俗にかかわらず難しいことである。

147 第1 蛇の章 8、慈しみ

147 1.Uragavaggo 8. Mettasuttaṃ

Diṭṭhā vā ye va adiṭṭhā [adiṭṭha (?)], ye va [ye ca (sī. syā. kaṃ. pī.)] dūre vasanti avidūre;

Bhūtā va sambhavesī va [bhūtā vā sambhavesī vā (syā. kaṃ. pī. ka.)], sabbasattā bhavantu sukhitattā.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、近くに住むものでも、これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。

ブッダのことば 中村元 訳  岩波文庫 第1 蛇の章 8、慈しみ 147

具体的に考えてしまうと自分のこころに沈みこませることが難しくなる。ここは抽象的に、全ての生き物に幸いあれと祈る。その生きもののなかに自分という者もはいる。