235 第2 小なる章

238 2. Cūḷavaggo 1. Ratanasuttaṃ

Khīṇaṃ purāṇaṃ nava natthi sambhavaṃ, virattacittāyatike bhavasmiṃ;

Te khīṇabījā avirūḷhichandā, nibbanti dhīrā yathāyaṃ [yathayaṃ (ka.)] padīpo;

Idampi saṅghe ratanaṃ paṇītaṃ, etena saccena suvatthi hotu.

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古い(業(ごう))はすでに尽き、新しい(業)はもはや生じない。その心は未来の生存に執着することなく、種子をほろぼし、それが生長することを欲しないそれらの賢者は、灯火のように滅びる。このすぐれた宝が〈つどい〉のうちに存する。この真理によって幸せであれ

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫   第2  小なる章      1、宝  235

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。パーリ語テキストと中村先生の訳の部分があっていなかった。中村先生の訳231からである。深くお詫びする。

150 第11章 老いること

150 11. Jarāvaggo Dhammapadapāḷi

Aṭṭhīnaṃ nagaraṃ kataṃ, maṃsalohitalepanaṃ;

Yattha jarā ca maccu ca, māno makkho ca ohito.

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骨で城がつくられ、それに肉と血とが塗ってあり、老いと死と高ぶりとごまかしとがおさめられている。

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第11章 老いること 150

中村先生の訳注によると、ごまかし―makkha.漢訳仏典では普通「覆」と訳し、自分のなした罪をおおいかくす作用のことであるとされる。

テーリーガーター〔序の詩句〕3

3. Puṇṇātherīgāthā 1. Ekakanipāto 
Therīgāthāpāḷi

‘‘Puṇṇe pūrassu dhammehi, cando pannaraseriva;

Paripuṇṇāya paññāya, tamokhandhaṃ [tamokkhandhaṃ (sī. syā.)] padālayā’’ti.

Itthaṃ sudaṃ puṇṇā therī gāthaṃ abhāsitthāti.

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プンナ―〔尼〕よ。十五夜の月のように、もろもろの徳を完成せよ。知慧を完成して、〔無知の〕暗黒のかたまりをうち砕け。

 プンナ―尼

尼僧の告白 中村元 訳  岩波文庫  〔序の詩句〕 3

Puṇṇā, be filled with good qualities, like the moon on the fifteenth day.

When your wisdom is full, shatter the mass of darkness.

It was thus that this verse was recited by the senior nun Puṇṇā.

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234 第2 小なる章

237 2. Cūḷavaggo 1. Ratanasuttaṃ

Varo varaññū varado varāharo, anuttaro dhammavaraṃ adesayi;

Idampi buddhe ratanaṃ paṇītaṃ, etena saccena suvatthi hotu.

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勝(すぐ)れたものを知り、勝れたものを与え、勝れたものをもたらす勝れた無上の人が、妙なる教えを説きたもうた。このすぐれた宝が〈目ざめた人〉(ブッダ)のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫   第2  小なる章      1、宝  234

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。パーリ語テキストと中村先生の訳の部分があっていなかった。中村先生の訳231からである。深くお詫びする。

149 第11章 老いること

149 11. Jarāvaggo Dhammapadapāḷi

Yānimāni apatthāni [yānimāni apatthāni (sī. syā. pī.), yānimāni’paviddhāni (?)], alābūneva [alāpūneva (sī. syā. pī.)] sārade;

Kāpotakāni aṭṭhīni, tāni disvāna kā rati.

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秋に投げすてられた瓢箪のような、鳩の色のようなこの白い骨を見ては、なんの快(こころよ)さがあろうか?

ブッダの真理のことば 感興のことば   中村元 訳   岩波文庫   真理のことば  第11章 老いること 149

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。

233 第2 小なる章

236 2. Cūḷavaggo 1. Ratanasuttaṃ

Vanappagumbe yatha [yathā (sī. syā.)] phussitagge, gimhānamāse paṭhamasmiṃ [paṭhamasmi (?)] gimhe;

Tathūpamaṃ dhammavaraṃ adesayi [adesayī (sī.)], nibbānagāmiṃ paramaṃ hitāya;

Idampi buddhe ratanaṃ paṇītaṃ, etena saccena suvatthi hotu.

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夏の月の初めの暑さに林の茂みでは枝が花を咲かせたように、それに譬うべき、安らぎに赴(おもむ)く妙(たえ)なる教えを(目覚めた人、ブッダが)説きたもうた、—ためになる最高のことがらのために。このすぐれた宝が目ざめた人(ブッダ)のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

ブッダのことば   中村元  訳   岩波文庫   第2  小なる章      1、宝  233

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。パーリ語テキストと中村先生の訳の部分があっていなかった。中村先生の訳231からである。深くお詫びする。