4 一つずつの詩句の集成 第1章

4. Puṇṇattheragāthā 1. Paṭhamavaggo
1. Ekakanipāto Theragāthāpāḷi

‘‘Sambhireva samāsetha, paṇḍitehatthadassibhi;

Atthaṃ mahantaṃ gambhīraṃ, duddasaṃ nipuṇaṃ aṇuṃ;

Dhīrā samadhigacchanti, appamattā vicakkhaṇā’’ti.

Itthaṃ sudaṃ āyasmā puṇṇo mantāṇiputto [mantāniputto (syā. ka.)] thero gāthaṃ abhāsitthāti.

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善人で賢者であり道理を見る人とだけ交われ。怠らずに努め、洞察をなすもろもろの賢者は、〈深遠にして、見難く、精妙にして微細である大いなる道理〉を体得する。

 尊き人・マンタ―ニーの子・プンナ長老はこのように詩句を唱えた。

仏弟子の告白  中村元 訳  岩波文庫  一つずつの詩句の集成    第1章  4

中村先生の訳注によると、賢者ーdhīra.毅然とした信念をもっている人をいう。道理を見る人々ーatthadassino.ブンナー詳しくはプンナ・マンタ―二ブッタ(Puṇṇa-mantāniputta)(多数の音写名があるが、普通は富楼那[ふるな]と書く場合が多い)。かれはカピラヴァストゥから遠からぬところにあったDonavatthuというバラモンの村に生まれ、バラモン階級に属した。母の名はMantānīである。(合成語の中に入ると、
Mantāniとなる。)コンダンニャ(Kondañña )長老の妹の子であった。mantāniputtaをサンスクリット語に直すときmaitrāyaṇiputraとしたので後者を「満願子」「満慈子」などと漢訳する。かれは説法に巧みであった。かれはもろもろの仏弟子のうちでも「説法第一」の名声を得ていたといわれる。

友を選べという忠告である。

47 第1 蛇の章 3、犀の角

47 1. Uragavaggo 3. Khaggavisāṇasuttaṃ

Addhā pasaṃsāma sahāyasampadaṃ, seṭṭhā samā sevitabbā sahāyā;

Ete aladdhā anavajjabhojī, eko care khaggavisāṇakappo.

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われらは実に朋友を得る幸(しあわせ)を賛(ほ)め称(たた)える。自分よりも勝(すぐ)れあるいは等(ひと)しい朋友には、親しみ近づくべきである。このような朋友を得ることができなければ、罪過(つみとが)のない生活を楽しんで、犀の角のようにただ独り歩め。

ブッダのことば 中村元 訳 岩波文庫  第1 蛇の章 3、犀の角  47

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。。友を得ることは幸せではあるが、交友に時間を費やすことがその場だけの娯楽に終わっていることは多い。それでも人生を豊かにするという面で無駄ではないが、徒党を組んだ遊びになるとついつい羽目を外して、非難を受けるようなことを平気でしてしまうことも多い。