20 第1 蛇の章 2、ダニヤ

20 1. Uragavaggo 2. Dhaniyasuttaṃ

‘‘Andhakamakasā na vijjare, (iti dhaniyo gopo)

Kacche rūḷhatiṇe caranti gāvo;

Vuṭṭhimpi saheyyumāgataṃ, atha ce patthayasī pavassa deva’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

牛飼いダニヤがいった。

「蚊も虻(あぶ)もいないし、牛どもは沼地に茂(しげ)った草を食(は)んで歩み、雨が降ってきても、かれらは堪(た)え忍であろう。神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

21 第1 蛇の章 2、ダニヤ

21 1. Uragavaggo 2. Dhaniyasuttaṃ

‘‘Baddhāsi bhisī susaṅkhatā, (iti bhagavā)

Tiṇṇo pāragato vineyya oghaṃ;

Attho bhisiyā na vijjati, atha ce patthayasī pavassa deva’’.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

師は答えた。

「わが筏(いかだ)はすでに組まれて、よくつくられていたが、激流を克服(こくふく)して、すでに渡りおわり彼岸(ひがん)に到着している。もはや筏の必要はない。神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

ブッダのことば 中村元 訳 第1 蛇の章 2、ダニヤ 20、21

テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。釈迦牟尼は、すでに此岸から彼岸に渡り終わっていることを伝えている。