17 1. Uragavaggo 1. Uragasuttaṃ
Yo nīvaraṇe pahāya pañca, anigho tiṇṇakathaṃkatho visallo;
So bhikkhu jahāti orapāraṃ, urago jiṇṇamivattacaṃ purāṇaṃ.
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五つの蓋(おお)いを捨て、悩みなく、疑惑を超(こ)え、苦悩の矢を抜き去られた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。-蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
ブッダのことば 中村元 訳 第1 蛇の章 1、蛇 17
テキストの漢字ルビはカッコ書きで表記した。中村先生の注釈によると、五つの蓋いーその原語(nivaraṇā pañca)は漢訳仏典では「五蓋」と訳される。貪欲と、いかりと、こころのしずむことと、こころのそわそわすることと、疑いとをいうとされる。
悩みなくーanigho. 苦悩の矢ー欲情(rāga)、嫌悪(dosa)、迷妄(moha)、高慢(māna)悪い見解(diṭṭhi)の五つをいうとのことである。注目すべき状態である。
Uragasuttaṃ paṭhamaṃ niṭṭhitaṃ.
この詩句で、「1、蛇」がおわる。自分の心の状態を良く点検すべきだということである。