13 1. Uragavaggo 1. Uragasuttaṃ
Yo nāccasārī na paccasārī, sabbaṃ vitathamidanti vītamoho;
So bhikkhu jahāti orapāraṃ, urago jiṇṇamivattacaṃ purāṇaṃ.
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走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って迷妄(めいもう)を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。ー蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
ブッダのことば 中村元 訳 岩波文庫 第1 蛇の章 1、蛇 13
テキストの文章で漢字にルビが振ってあるものは、カッコ書きで表記した。中村先生の注釈によると、この13番目の経は、迷妄を離れた修行者はー以上四つの詩句において、それぞれ貪り(lobha)または愛欲(rāga)、憎悪(dosa=Skrt. dveṣa)、迷妄(moha愚痴)という三つの煩悩は、人間にとって根本的なものであるから、古来の仏教の学問では、「貪・瞋・癡の三毒」という。rāgaは、愛し、むさぼり、執着すること、mohaとは、真実のすがたを知らず、迷ってぼうとしていることをいうとのことである。
凡夫である私にとって、三毒を離れることは難しいが、この世界を正しく見れていないという事と、悪い思考の習慣によって、自分を傷つけ他人を傷つけるという状況をさらに悪化させていることを知った。