11 第1 蛇の章 1、蛇

11 1. Uragavaggo 1. Uragasuttaṃ

Yo nāccasārī na paccasārī, sabbaṃ vitathamidanti vītarāgo;

So bhikkhu jahāti orapāraṃ, urago jiṇṇamivattacaṃ purāṇaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って愛欲を離れた修行者はこの世とかの世とをともに捨て去る。-蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

ブッダのことば 中村元 訳 岩波文庫 第1 蛇の章 1、蛇 11

中村先生の別の部分での注釈によるとrāgaは、愛し、むさぼり、執着することをいう。仏教では否定的なものとしてとらえられる。

人間を煩悩に縛り付ける三毒の一つであることを良く肝に銘じておこう。

10 第1 蛇の章 1、蛇

10 1. Uragavaggo 1. Uragasuttaṃ

Yo nāccasārī na paccasārī, sabbaṃ vitathamidanti vītalobho;

So bhikkhu jahāti orapāraṃ, urago jiṇṇamivattacaṃ purāṇaṃ.

The Pāḷi Tipiṭaka  https://www.tipitaka.org/

走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って貪(むさぼ)りを離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。-蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

ブッダのことば 中村元 訳 第1 蛇の章 1、蛇 10

書物の漢字ルビはカッコ書きで表現した。中村先生の別の部分の注釈によると、貪りは仏教の学問でいう三毒の一つであるとする。この経は貪りに重点を置きそれを捨て去るよう勧めているものと思う。9の知っていると10の離れたには、知識と実践という違いがあると思う。仏教は知識として知っているだけでなく、実践が特に大切なので経が重ねられたのかもしれない。知っていることももちろん重要である。