2 1. Uragavaggo 1. Uragasuttaṃ
Yo rāgamudacchidā asesaṃ, bhisapupphaṃva saroruhaṃ [sareruhaṃ (ka.)] vigayha;
So bhikkhu jahāti orapāraṃ, urago jiṇṇamivattacaṃ, purāṇaṃ.
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池に生える蓮華を、水にもぐって折り取るように、すっかり愛欲を断ってしまった修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。-蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
ブッダのことば 中村元 訳 岩波文庫 第1 蛇の章 1、蛇 2
今回は愛欲を断つ勧めである。愛欲には、好きな人やものと離れなければならない苦しみ、嫌いな人やものと一緒にいなくてはならない苦しみとがよく提示される。
生まれた生き物はいつかは死に、生じたものはいつかは壊れる。生じたものがいつの日か滅するのは道理である。愛欲を断つとは、感情を鈍麻させることであろうか。と考えたとき、お釈迦様は覚られた後にケガをされたとき痛くはなかっただろうかと考える。
しかし、お釈迦様も生存中は痛みがないはずもなく、また修行により、共感する力をはじめとして、各種感覚も以前よりさらに鋭敏になっておられたと考えると、愛欲の元となる感覚の生起はより深かったであろうと想像する。
この感覚から生ずるとされる愛欲について、自己の感覚と嗜好と愛着とをうまく手なずける方法を探求する必要がある。